CapCut 音声読み上げ

CapCutの音声読み上げは何ができる?

CapCut(キャップカット)の音声読み上げは、入力したテキストをAIナレーションに変換し、そのまま動画へ入れられる機能です。自分で録音しなくても、ショート動画、YouTube動画、広告風動画、教材動画などに声を付けられるため、動画編集初心者でも使いやすいのが大きなメリットです。

ただし、CapCut音声読み上げは「動画に短いナレーションを入れる」用途に強い一方で、長文の一括読み上げ、EPUBやTXTの音声化、音声ファイルだけを大量に保存する作業にはやや不向きです。まずは下の表で、自分の目的に合うツールを確認しておきましょう。

やりたいことおすすめ理由注意点
TikTok・YouTube Shorts用の短いナレーションを作るCapCut動画編集画面の中でテキスト追加からAI音声生成まで完結します。長文は分割したほうが安定します。
YouTube収益化動画・広告動画に使うCapCut(商用利用可の音声を選択)商用利用に対応した素材を選べば、動画制作に使いやすいです。音声・BGM・効果音ごとにライセンス表示を確認してください。
EPUBや長文テキストをまとめて音声化したいBookFab AudioBook 作成オーディオブック作成向けで、長文読み上げや音声保存に向いています。動画編集ではなく、音声コンテンツ制作向けです。
完全無料でキャラクター風・かわいい声を使いたいVOICEVOX無料で使える読み上げソフトで、イントネーション調整も細かく行えます。クレジット表記や各音声ライブラリの規約確認が必要です。
PDF・Word・ウェブページを読む用途で使いたい文書読み上げ系ツールCapCutは動画編集用なので、PDF音声読み上げやWord読み上げは別ツールのほうが自然です。本記事ではCapCutの音声読み上げを中心に解説します。

CapCut 音声読み上げの無料範囲と主な機能

CapCutのテキスト読み上げは、基本的な範囲であれば無料で使えます。公式のText to Speechページでも、200種類以上のAI音声、多言語対応、音声速度・音量・ピッチなどの調整、生成後のダウンロードや動画への適用が案内されています。

日本語の音声タイプには「アナウンサー」「癒し系女子」「アニメ風」「少年」「少女」「男性」「女性」などがあり、英語では「Peaceful Male」「Normal Female」「Assertive Girl」「Scientist Male」「Serious Girl」なども選べます。動画の雰囲気に合わせて声を変えられるため、SNS動画や解説動画のナレーション作成にはかなり便利です。

項目CapCut無料版でできること確認したい点
日本語読み上げ日本語テキストをAI音声に変換できます。声によってイントネーションの自然さが変わります。
声の種類女性、男性、少女、少年、アニメ風など複数の音声を選べます。一部の高品質音声はProや制限付きの場合があります。
音声調整音量、速度、ピッチ、フェードなどを調整できます。自然さを上げるには文章側の整え方も重要です。
保存形式ブラウザ版では生成音声のダウンロードに対応しています。利用できる形式や保存方法は画面・プランにより変わる場合があります。
長文読み上げ短めの台本ならそのまま使えます。長文は分割入力、またはBookFabなどの専用ソフトが向いています。

CapCutの音声読み上げは商用利用できる?

CapCutの音声読み上げをYouTube収益化動画、広告、企業アカウントのSNS投稿、商品紹介動画などに使う場合は、商用利用できる素材かどうかを必ず確認してください。CapCutの素材ライセンスでは、素材には個人・非商用向けのものと、商用利用にも使えるものがあり、商用利用可能な素材には「commercial use」「commercial」などの表示が付くと説明されています。

つまり、CapCutで作った動画をビジネス用途に使う場合は、音声読み上げだけでなく、BGM、効果音、テンプレート、ステッカーなども含めて、商用利用可の素材だけで構成するのが安全です。商用利用可の音声と非商用素材を混ぜた場合、その動画全体を商用利用できない扱いになる可能性があります。

tips icon
商用利用を前提にする場合は、音声選択画面の表示だけで判断せず、CapCut公式の素材ライセンスや最新の利用規約も確認してください。特に企業案件、広告配信、販売ページ用動画では、使用する音声・音楽・素材をすべて確認してから書き出すのがおすすめです。

CapCut 音声読み上げの使い方

ここからは、実際にCapCutでテキストを音声に変換する手順を紹介します。スマホアプリ版とブラウザ版では画面が少し異なりますが、基本の流れは「動画を読み込む」「テキストを入れる」「テキスト読み上げを選ぶ」「声を選んで生成する」の4ステップです。

CapCutアプリを使用する場合

Step1
CapCutを起動し、動画を読み込む
 

CapCutを起動し、「+新しいプロジェクト」から編集したい動画を追加します。音声読み上げは動画のタイムライン上で使う機能なので、まずはベースになる動画や画像を読み込んでおきましょう。

CapCutで動画を読み込む

Step2
動画にテキストを追加する

画面下部のメニューから「テキスト」>「テキストを追加」を選択し、読み上げたい文章を入力します。漢字・ひらがな・カタカナ・英数字に対応しているため、字幕用の文章や動画台本をそのまま入れられます。

CapCutでテキストを追加する

Step3
追加したテキストを音声に変換する

テキストを入力したら、そのテキストを選択して「テキスト読み上げ」をタップします。日本語の読み上げに合う声を選び、必要に応じて「アナウンサー」「癒し系女子」「アニメ風」「少年」「少女」「男性」「女性」などを試聴しながら選びましょう。

かわいい声やキャラクター風の声を使いたい場合は、動画の雰囲気に合うかだけでなく、商用利用の可否も同時に確認しておくと安心です。

CapCutのテキスト読み上げを選択する

Step4
生成された音声を調整する

音声が生成されたら、プレビューで聞きながら音量・ピッチ・再生速度・フェードイン/フェードアウトなどを調整します。聞き取りにくい場合は、音声側だけでなく、元の文章を短く区切る、句読点を増やす、難しい漢字をひらがなにするなどの調整も効果的です。

CapCutで音声を調整する

Step5
エクスポートして保存する

最後に動画を書き出します。SNS投稿用であればそのまま動画として保存できます。音声だけを使いたい場合は、ブラウザ版のダウンロード機能を使うか、書き出した動画から音声を取り出す方法を検討しましょう。

CapCut ブラウザ版を使用する場合

Step1
CapCutブラウザ版にアクセスし、「AI音声」→「テキスト読み上げ」を選択する

ブラウザ版では、アプリをインストールしなくても音声読み上げを試せます。PCで台本を作っている場合や、生成音声をダウンロードしたい場合はブラウザ版のほうが扱いやすいことがあります。

CapCutブラウザ版でAI音声を選択する

Step2
テキストを入力し、ライブラリから好きな音声を選択する

読み上げたいテキストを入力し、言語や声の雰囲気を選びます。日本語で自然に読み上げたい場合は、日本語対応の音声を選び、短い文で試してから長めの文章に進むと失敗しにくくなります。

CapCutブラウザ版でテキストと音声を選ぶ

Step3
「生成」をクリックして音声を作成し、ダウンロードまたは動画に追加する

「生成」をクリックすると、AI音声が作成されます。生成後はプレビューで確認し、問題なければダウンロードするか、編集中の動画にそのまま追加します。MP3やWAVなど、利用できる保存形式は画面の仕様により変わる場合があるため、実際のダウンロード画面で確認してください。

CapCutブラウザ版で音声を生成する

CapCut音声読み上げができない・おかしいときの対処法

キャップカット音声読み上げでよくある悩みは、「テキスト読み上げが表示されない」「音声が生成されない」「中国語のように読まれる」「イントネーションが不自然」「読み方が違う」の5つです。多くの場合、アプリのバージョン、言語設定、文章の書き方を見直すことで改善できます。

症状原因として多いもの対処法
テキスト読み上げがないアプリが古い、地域・端末・画面構成が異なるCapCutを最新版に更新し、ブラウザ版も試します。
音声が生成されない通信不安定、文字数が長すぎる、一時的な不具合短い文章で再試行し、アプリ再起動やキャッシュ削除を行います。
中国語のように読まれる音声タイプと言語設定が合っていない日本語対応の音声を選び直し、英数字や記号を減らします。
イントネーションが不自然長文、専門用語、読み方が複数ある漢字句読点を増やし、難しい語はひらがなやカタカナに置き換えます。
速度や声の高さが合わない動画のテンポと音声設定が合っていない速度、ピッチ、音量を調整し、必要なら文を短く分けます。

CapCut以外の音声読み上げソフトも比較

CapCutだけで足りない場合は、目的に応じて別の無料音声読み上げソフトや文書読み上げツールを併用すると便利です。ここでは、CapCutの代替として検討しやすい代表的なツールを簡単に整理します。

TOP1. BookFab AudioBook 作成

CapCutは動画編集の中でナレーションを入れるには便利ですが、長い文章をまとめて音声化したい場合や、EPUB・TXTなどの文書をオーディオブック風に仕上げたい場合は、専用ソフトを使ったほうが効率的です。そこで選択肢になるのがBookFab AudioBook 作成です。

BookFab AudioBook作成
  • 日本語と英語の2つの言語に対応したテキスト読み上げ機能
  • 各言語に20種類以上の声(10男+10女)から選べる
  • 再生中のテキストにはハイライト追跡機能がある
  • EPUB形式の電子書籍のインポートと解析をサポートし、電子書籍の章や段落構造を自動認識

BookFab AudioBook 作成は、テキスト読み上げを使って音声コンテンツを作成するためのソフトです。CapCutのように動画編集を前提にするのではなく、文章を読み上げ音声として保存し、オーディオブックや学習用音声、長文ナレーションとして活用したい人に向いています。

特に、EPUBの章や段落構造を活かして音声化したい場合、長い原稿を何度も分割したくない場合、生成した音声を作品素材として管理したい場合は、CapCutよりBookFabのほうが作業がスムーズです。

CapCutとBookFabの違い

 CapCutBookFab AudioBook 作成
主な用途動画に短いナレーションを入れる文章・電子書籍を音声コンテンツ化する
長文一括変換長文は分割したほうが安定長文制作向けに扱いやすい
EPUB対応動画編集用のため非対応EPUBのインポートと解析に対応
音声保存動画編集の流れで保存音声作品として管理しやすい
向いている人SNS動画・ショート動画を作る人オーディオブック、教材、長文ナレーションを作る人

使い方も簡単で三つのステップだけで完了します。

BookFab AudioBook 作成の使い方

TOP2. VOICEVOX

VOICEVOX

VOICEVOXは、無料で使えるテキスト読み上げ・歌声合成ソフトです。キャラクター性のある声や、かわいい声、少年・少女系の声を使いたい人に向いています。イントネーションを細かく調整できるため、CapCutの読み上げで発音が不自然に感じたときの代替にもなります。

ただし、VOICEVOXで作成した音声を使う際は、VOICEVOXのクレジット表記と、各音声ライブラリごとの利用規約を確認してください。商用・非商用を問わず利用できると案内されていますが、キャラクターごとに条件が異なる場合があります。

TOP3. NaturalReader

NaturalReader

NaturalReaderは、PDF、Word、ウェブページなどの文書読み上げ用途で使われることが多い読み上げツールです。CapCutは動画に音声を入れる用途、NaturalReaderのような文書読み上げツールは資料や文章を聞く用途と分けて考えると選びやすくなります。

PDF音声読み上げ、ワード音声読み上げ、ウェブ読み上げをしたい場合は、CapCutに無理に読み込ませるより、文書読み上げに特化したツールを使うほうが自然です。一方、読み上げ音声を動画素材として使うならCapCut、長文を音声作品として保存するならBookFabが向いています。

CapCut 音声読み上げ機能に関するよくある質問(FAQ)

CapCutの音声読み上げは無料で使えますか?

基本的な音声読み上げは無料で使えます。 ただし、利用できる音声の種類、保存形式、高品質音声、商用利用向け素材などはアカウントやプランによって異なる場合があります。無料で使う場合も、実際の音声選択画面で利用条件を確認しましょう。

CapCutで作成した音声は商用利用できますか?

商用利用可の表示がある音声であれば、商用利用できる可能性があります。 ただし、CapCutの素材には非商用向け素材と商用利用可能な素材があります。広告動画、収益化動画、企業SNSで使う場合は、音声だけでなくBGM・効果音・テンプレートも商用利用可の素材で統一してください。

CapCutで音声読み上げができないときはどうすればいいですか?

まずアプリ更新、通信環境、文章の長さ、言語設定を確認してください。 長文を一度に入れている場合は短く分割し、アプリを再起動します。ブラウザ版を使っている場合は、キャッシュ削除や別ブラウザでの再読み込みも試してください。

CapCut音声読み上げのイントネーションを自然にするコツは?

句読点を増やし、長い文を短く分けるのが効果的です。 読み間違えやすい漢字はひらがなやカタカナに直し、数字や英語は読み上げやすい表記に変えましょう。声の種類を変えるだけでも自然さが改善することがあります。

CapCutで音声だけを保存できますか?

ブラウザ版では生成音声をダウンロードできる場合があります。 アプリ版では動画編集の流れで書き出す形になることが多いため、音声ファイルだけを大量に保存したい場合はBookFabのような音声作成向けソフトを使うほうが効率的です。

CapCutはPDFやWordの読み上げにも向いていますか?

PDFやWordを読む目的なら、文書読み上げツールのほうが向いています。 CapCutは動画編集用の読み上げ機能なので、PDF音声読み上げやワード音声読み上げには最適ではありません。文書を音声化して保存したい場合はBookFab、文書を聞くだけなら文書読み上げ系ツールを検討しましょう。

かわいい声やキャラクター風の声を使うならどれがおすすめですか?

動画内で手軽に使うならCapCut、細かく調整したいならVOICEVOXがおすすめです。 CapCutには少女・少年・アニメ風などの音声があります。VOICEVOXはキャラクター性のある声やイントネーション調整に強いですが、クレジット表記や各音声の利用規約を確認する必要があります。

CapCutとBookFabはどちらを選ぶべきですか?

動画編集ならCapCut、長文の音声化ならBookFabです。 ショート動画や字幕付き動画のナレーションならCapCutが便利です。EPUBや長い台本を読み上げ音声として保存したい場合は、オーディオブック作成に特化したBookFab AudioBook 作成のほうが向いています。

まとめ

CapCutの音声読み上げは、無料で始めやすく、短い動画にAIナレーションを入れたい人に向いた便利な機能です。アプリでもブラウザ版でも使えるため、スマホでSNS動画を作る人にも、PCで台本を作る人にも扱いやすいでしょう。

一方で、商用利用では「commercial use」などの表示確認が必要で、長文読み上げやEPUBの音声化には向き・不向きがあります。短い動画ナレーションならCapCut、キャラクター風の無料音声ならVOICEVOX、長文やオーディオブック作成ならBookFab AudioBook 作成というように、目的別に選ぶのが失敗しないコツです。